「湯立て神事」が25日、八出の八出天満宮で行われ、米の豊凶を占い、五穀豊穣を祈願した。
氏子ら約20人が見守るなか、大釜の煮え湯を吉田治生宮司が竹の湯矛(ぼこ)でかき混ぜた。湯が渦巻いたところで引き上げ、直後にたった湯柱で占った。早稲(わせ)と中稲(なかて)は「ほどほど」、晩稲(おくて)は「良し」と出た。最後に湯を笹で参拝者の頭上に振りまき、厄を払った。
恒例の納涼祭は、新型コロナウイルス流行のため昨年に続いて取りやめた。須江寛臣総代長(81)は「神事を無事に終えることができて本当に良かった。来年は納涼祭を行えるといいですね」と話していた。
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米の豊凶を占う吉田宮司