湯郷ベル編成発表 サポーターを前に意気込み語る 30人で1部の戦いに臨む/岡山・美作市

スポーツ サポーターたちにあいさつする新編成メンバー=岡山県美作市で
サポーターたちにあいさつする新編成メンバー=岡山県美作市で
         

 女子サッカー・なでしこリーグ1部に昇格した岡山湯郷ベルは2025年シーズンで戦うトップチーム編成が決まり、25日に岡山県美作市入田のホームグラウンド・美作ラグビー・サッカー場で新たに主将に就任した津山市出身の内田好美選手(MF)をはじめ、メンバーたちがサポーターを前に意気込みを語った。

 編成人数は全30人でこのうち18人が新加入。AC長野パルセイロレディースから移籍した背番号10番の中野琴音選手(20)は旧作陽高校女子サッカー部出身で、2023年の第31回「全日本高等学校女子サッカー選手権大会」で選抜メンバーの一人として奮闘し、チームを3位入賞に導く活躍を見せた。

 同じく旧作陽高校出身の背番号5番の内田主将、同6番の小松未奈選手(MF)、同7番の山下沙耶香選手(同)と津山にゆかりのある選手が組まれ、活躍に期待が高まる。

 この日は練習前に、集まったサポーターたちを前に選手たちが整列。谷口博志監督が「みなさんの熱い応援が選手たちの背中を押してくれる。昨年同様良い結果が出せるように頑張っていく」、内田主将が「しっかり走って戦うベルのサッカーが見せられるように気持ちを新たにし、危機感を持って開幕に臨む」とあいさつ。その後、約2時間公開練習を実施。コーチ勢を交えて模擬試合などして汗を流した。

 様子を見守っていた岡山市の会社員・葛原浩将さん(60)は2017年に応援団に入り、今は団の中心となってチームに声援を送る。「2部からはい上がった姿を見た時は感無量の思いだった。全力で取り組むチームの姿を見ると自分も仕事を頑張ろうという思いになる。精一杯応援したい」と語っていた。

 内田主将は「ここからが本当の勝負と思っている。簡単な試合は無く、厳しい戦いになる。みなさんの応援を力に変えて励む」と話している。

2025年シーズンの意気込みを語る内田主将
2025年シーズンの意気込みを語る内田主将

 新体制発表や必勝祈願祭は後日行う予定。

 内田主将、小松選手、山下選手、中野選手を除くトップチームの編成は次の通り。(カッコ内は背番号、〇は新加入)

 ▽GK=〇伊藤楓(1)、〇上野理佐(31)、三田一紗代(34)▽DF=〇島村公美子(2)、〇パク・ジェア(3)、〇丸形梨恵(4)、今野瞳(14)、〇猪瀨結子(16)、村上夏奈瀬(18)、〇沖田有由(19)、〇杉浦華穂(20)、〇柏原凪沙(26)、〇成田夢愛(27)▽MF=〇南山千明(8)、〇新庄舞(9)、秋元美雨(13)、〇山本早織(15)、〇野沢真由(17)、新谷楓華(25)福田陽菜(29)、大島彩香(30)▽FW=〇塩谷瑠南(11)、〇寺尾星奈(21)、片山真鞠(22)、栫井美和子(23)、〇岸波美采(24)

練習の様子を見守るサポーターたち
練習の様子を見守るサポーターたち


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