岡山県真庭市の蒜山高原でジャージー牛の放牧がこのほど、同市蒜山中福田のひるぜんジャージーランドで始まり、GW期間中も高原を象徴する情景として観光客の目を楽しませている。
4月28日に広々とした牧草地に放たれた9頭。いずれも蒜山酪農農業協同組合の牛舎から運ばれた妊娠中の1歳の雌牛で、初めは落ち着かない様子だったが次第に慣れ、斜面を駆け回ったり、青草をはんだりしてのびのびと過ごしていた。
出産前のストレス解消と体力づくりを狙いに、11月上旬まで計30頭を放牧。常時10頭ほどが見られるという。
同組合の中村貢易生産課長(50)は「牛たちもこの日を待ち望んでいたはず。蒜山高原の代名詞とも言えるジャージー牛に癒やされてほしい」と話している。