第6回「牛魔(うまっ)王選手権」(岡山県津山市観光協会主催)がゴールデンウイーク後半初日の3日、同市山下の津山城(鶴山公園)で開幕。五月晴れの下、市内外から大勢の行楽客らが訪れ、多彩な牛肉料理の食べ比べを満喫している。5日まで。
三の丸つるまる広場に28店舗(PRブースを含む)が出店。香ばしいにおいを漂わせながら、つやま和牛のそずり串や赤身肉の炭火あぶり、牛タンつくね、和牛を包んだクレープなど各店自慢の味を販売している。行列ができる店もあり、訪れた人たちは目当ての品を買い求めておいしそうに頬張っていた。
対象18品目の中から、来場者の人気投票で優勝の「牛魔王」などを決定。各店とも頂点を目指して熱い”牛肉バトル”を繰り広げている。会場ではジャズバンドの小野クインテットや津山工業高校、津山商業高校の吹奏楽部によるステージ演奏もある。
家族と訪れた大阪府の筒井敏三さん(67)は「10種類ほど食べ比べしたが、どれもおいしくて甲乙つけがたい。城と一緒に楽しめていいですね」と笑顔で話していた。
同選手権は、津山で古くから発展してきた牛肉の食文化をPRしようと2016年から開かれている。