岡山県教委は23日、2024年度県立高校入試の募集定員を発表した。全日制50校の総定員数は今春より145人少ない1万660人で、8年連続の減少。少子化や定員割れの状況を踏まえて4校で削減しており、美作地方の高校で変更はない。
来春の県内中学校の卒業見込み者は、今春より359人少ない1万6899人と推計。多様な能力や適性により選抜する特別入試の定員枠は、普通科ではこれまでの30%から上限を引き上げ、30~50%の範囲内で各校が自由に設定できるようにした。専門学科と総合学科は前年度と同じ50~80%の範囲内で各校が設定。
日程は、特別入試が来年2月7日に学力検査、同日と8日に面接や各校独自の選考を実施。一般入試は3月7日に学力検査、8日に面接などを行う。
県教委高校教育課は一般入試の出願時の平均競争率について、特別入試の定員枠拡大による影響は小さいと予想しており、23年度は1.12倍だった。
美作地方9校の募集定員は、画像の通り。