特殊詐欺を未然に防いだとして、津山署と同署管内防犯連合会は26日、ローソン津山加茂町店(藤原康洋オーナー)と店員の村上幸子さん(42)に感謝状を贈り、功績をたたえた。
同署によると、村上さんは今月11日、店を訪れた市内の80代男性が5万円分のプリペイドカードを購入しようとしたことから、購入理由を確認したところ、「パソコンがウイルスに感染した」などと話したため、特殊詐欺と判断。購入を思いとどまるよう粘り強く説得した上で110番通報し、被害を防止した。
林田の同署で行われた贈呈式で、光本博一署長が「責任感と警戒意識を持って業務に精励しているたまもので他の模範」と述べ、感謝状を手渡した。藤原オーナー(42)は「グループ店に事例を共有し、さらに意識を高めていきたい」。村上さんは「これからも勇気を持って声かけしていきたい」と話していた。
同署によると、管内の特殊詐欺被害の認知件数は昨年は1件約40万円だったが、今年は還付金詐欺を中心に11件約1350万円と大幅に増えている。
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感謝状を受け取るローソン津山加茂町店のオーナーと店員