特殊詐欺被害を未然防止したとして美作署は19日、ドコモショップ美作店(美作明見)と店長の角南知江さん(33)=同市入田=に感謝状を贈った。
今月4日に来店した60代男性=総社市=が「NTTから利用料金の未払いがあると連絡を受けた」と問い合わせ、角南店長が連絡元と電話で応対。「顧客としか話せない」と言うなど応答が不審だったため詐欺の可能性が高いと判断し、約30万円を払い込もうとした男性を思いとどまらせ、同署に通報した。
明見の同署で平田正典署長が感謝状を手渡し、「携帯電話を介した犯罪が横行する中、未然に防いでいただきありがたい。今後もよろしくお願いする」と礼を述べた。
角南店長は「これまでメールのケースは何度かあり、ケータイでの請求確認は初めてだったが、被害に遭わずに済んでよかった」と話した。
県下の昨年の特殊詐欺被害は102件、被害総額5億2010万円に上り、一昨年(102件、同2億1860万円)比で被害額は2倍以上となっている。
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感謝状を受け取る角南店長
特殊詐欺被害未然防止で感謝状
- 2021年1月21日
- 事件・事故