玉置晃隆さん・津山の歴史に残る一日に・B’z凱旋コンサート|おかえり稲葉さん2017
「津山市の職員として今回のコンサートに携わることができて光栄。津山の歴史に残る一日になったと思う」――。市総合企画部長の玉置晃隆さん(53)=山北=は、B’zの津山公演を振り返り、そう話す。
玉置さんは稲葉浩志さんと高校の同級生。B’zがデビューしたばかりのころ、昼から休みをとって同級生たちと大阪厚生年金会館でのコンサートを見に行った。家に帰ると母親から、稲葉さんから電話があり、伝言を預かっていると伝えられた。内容は「ありがとう」だった。
B’z津山公演の開催が発表されると、市役所内では総合企画部と産業経済部、都市建設部を中心にプロジェクトチームを結成。オール津山でB’zファンを迎えようと、市観光協会や津山商工会議所なども参画する津山観光キャンペーン推進会議による取り組みを決めた。
市の職員約200人がかかわった。「職員はそれぞれの役割を一生懸命果たした。職員が一丸となってこのコンサートに協力できたことはうれしく、一つの成果だと思う」と話す。
コンサート終了後、ちょっとしたプレゼントがあった。稲葉さん本人と会う機会があり、高校時代とまったく変わらない様子で「おー玉置」と声をかけられ、固く手を握った。
「疲れが一気に吹き飛んだ」と顔をほころばせる玉置さん。「稲葉君が誇りに思っている津山。その思いにこたえたまちづくりを進めたい」と力を込めた。