第24回「森林(もり)を考える岡山県民のつどい」(同実行委主催)が18日、岡山県津山市大田のグリーンヒルズ津山で開かれ、大勢の家族連れらが催しを通じて森林と人とのつながりや、環境保全の大切さ、林業の役割に対する理解を深めた。
津山市森林組合や津山地区木材組合、岡山森林管理署などの関係団体がPRブースや木工体験、物品販売コーナーなどを設置。鉋(かんな)で木を削って箸を制作したり、ドングリや松ぼっくりを使って作品づくりに励んだりして、大人も子どもも楽しむ姿が見られた。みどりの少年隊による募金に応じる人もいた。
今回の講演は吉本興業所属のお笑いコンビ・ガクテンソクのよじょうさんと奥田修二さんが登場。よじょうさんは狩猟免許を取得しており、さまざまな体験から多彩な話題を展開。山とそこに住む動物たちの様子の変化、熊に遭遇した時の逃げ方、お勧めのジビエ料理などを奥田さんのツッコミを交えて披露して会場を盛り上げ、最後に「山がなければ、地球上のすべての生態系が成り立たない。大切にしよう」と呼びかけた。

兵庫県神戸市から来た会社員・奥野佑馬さん(33)は「とても楽しませていただいた。森と動物と人が共存していく大切さを改めて感じている。バランスのとれた生態系を守るには、ごみの削減など普段からできる環境に配慮した行動を意識するようにしていきたい」と話していた。
このほかブルーベリーの苗木プレゼント、地域の飲食店によるおいしい料理の提供もあり、来場者はのびのびと過ごしていた。


