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 美作地域に田植えシーズンが到来した。鏡野町中谷の農業・安藤政幸さん(79)の田んぼでは23日、わせ品種のヒメノモチの植え付けが始まり、春空が映る水面に青々とした苗の列が並んだ。
 山間部の谷あいで気温が低く、例年、美作地域の中でも早くに取りかかる中谷地区。安藤さんは約2㌶でヒメノモチを手掛けている。この日は知人が手伝いに駆けつけ、苗床を積載した大型田植え機で作業。山々にエンジン音を響かせながら、小気味よく水田の中を進んでいた。
 8月の収穫に向けて水量の管理や除草に取り掛かっていく。安藤さんは「寒暖差が大きく、早い品種は特に手入れに気を遣う。機械化も進んで人手は必要なくなったが、地域の人の協力も得ながら育てていきたい」と話していた。
 JA晴れの国岡山津山統括本部(横山)などによると、美作地域は、あきたこまちのほか、県産米が食味ランキングで最高ランク「特A」を5年連続で取得しているキヌムスメが多い。田植えは6月中旬までにほぼ終わるという。

ヒメノモチを植える安藤さんの水田。大型田植え機が小気味よく進んでいた=23日午前、鏡野町中谷


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