第70回中国高校柔道大会が10日、鳥取県立武道館で開かれ、岡山県津山市の津山工業高校の畑蓮聖選手(3年)が個人の部60キロ級で3位入賞を果たした。
予選ブロックの初戦と2回戦を背負い投げなどで一本勝ちし、決勝トーナメントに進出。準決勝では島根県・開星高校の選手と戦ったが、技を決めきることができず惜しくも敗れた。
「組み手の速さに差が出て、自分の柔道ができなかった。決勝で全国1位の選手と戦えなかったのは悔いが残る」と畑選手。今月25日に開かれる国体県選考会に向け、「中国大会での経験を生かし、優勝して岡山県の代表選手になれるよう頑張りたい」と意気込む。
下野優児監督は「中国大会準決勝は力的には負けておらず、いい試合をしてくれた。国体選考会で雪辱を果たし、メンバーに選ばれてほしい」と期待を込め、「強豪の作陽が移転した今、県北の柔道の活性化を目指して指導に取り組んでおり、畑の活躍が地域の子どもたちの励みになれば」と話している。