国定公園・那岐山の山開き安全祈願祭が18日、岡山県奈義町高円の那岐山麓山の駅で開かれ、関係者がシーズン中の無事故を祈念した。
同町と鳥取県智頭町、両町の観光協会の職員、山岳ガイドら約30人が出席。吉野神社(中島西)の髙山命之宮司による祝詞奏上、山に見立てた結界を全員でくぐる登り初めの儀の後、代表者が玉串を捧げた。
鷹取渡観光協会長、金田知巳副町長が「29日には38回目の登山大会が開かれる。コロナ禍が収まって大勢の人が訪れ、安全に登山を楽しんでもらうことを願っている」などとあいさつ。
岡山、鳥取両県にまたがる那岐山は県下4番目の高峰で標高1255㍍。初夏には自生するドウダンツツジやシャクナゲなどの花も楽しめる。尾根や沢筋などから山頂を目指すコースのほか、山腹にトレッキングコースも整備され、コロナ禍前は年間約4万人が訪れていた。29日には、4年ぶりに登山大会が開かれる。
問い合わせは、町産業振興課(☎0868-36-4114)。