柵原学園5年生の安東俐哉君(10)が6月に行われた防災士の資格試験に合格し、 県下最年少の防災士が誕生した。 母親の真実さん(42)も同時に合格。 「学校や地域、 美咲町を支えられるよう頑張る」 と決意を語る。
4年生の時、 1年間取り組んだ防災に関する総合学習が受験のきっかけ。 東日本大震災の津波から避難する小学生たちを描いた絵本 「請戸小学校物語 『大平山をこえて』」 に出合い、 「困っている人を助けられる存在になりたい」 と強く思ったという。
試験申し込み後に届いた分厚い教本を使って親子で毎日勉強。 専門用語に難しい漢字が多く苦労したものの、 地道に調べることで知識も広がったという。 試験は2日間の日程で行われ、 親子そろって見事合格を果たした。
25日には美咲町役場 (原田) を訪れ、 青野高陽町長や藤原敬三教育長らに報告。 青野町長が 「学んだ知識を生かし、 友だちや地域の人に知恵を伝えてほしい」 とたたえた。 4年生の時の担任だった有吉修亮教諭も一緒に受験し、 合格した。
西日本豪雨の際には自宅が床下浸水したという安東君。 「どこに逃げればいいかなど、 地域の人には常に災害について考えてもらいたい。 防災士として災害に遭った人を助けたり、 励ましたりできるよう頑張っていきたい」 と話した。
