岡山県内の起業家が失敗談やぶつかった壁などの舞台裏を語るイベント「地方起業のリアル」(レプタイル主催)が16日、津山市のグローブ・スポーツ・ドームで開かれた。
看護師の人材不足を解消するサービスを手がける高木大地さん、デザインコンテストのプラットフォームを展開する大西徹さん、スポーツリズムトレーニングの指導や同ドームを運営する関元崇志さん、新型介護店舗をスタートした福田大新さん、レプタイルの丸尾宜史さんがパネルディスカッションを行った。
直面した困難について「お金と物を用意して経営すればいいと思っていたが、自分の勘違い。店長が急に辞め、現場に入ってゼロから自分でやり直した」「創業時に銀行からお金が借りられず、祖父母に甘えた。今、支援機関などに助けられて運営できており、お金から学ぶことが増えた」と本音を語った。
事業づくりのおもしろさには「まじめにやっていれば、誰かが助けてくれるし、人生の出会いなど、必ず返ってくる」「挑戦すればいろいろな人に出会えるし、人生はおもしろくなる。それ以上の魅力はない」と話した。
参加者は熱心に耳を傾け、地方の起業について参考にしていた。