社会人野球のクラブチーム日本一を決める第47回「全日本クラブ選手権大会」で、岡山県美作市を拠点に活動するショウワコーポレーションが県勢として初優勝を飾り、12日、萩原誠司市長に快挙を報告した。チームは、第48回「社会人野球日本選手権大会」の出場権も獲得した。
プロ野球・中日で活躍した亀沢恭平監督(津山市出身)の指導の下、チーム力を強化。平均年齢23歳と若い選手が多く、強力な打線と粘り強い投手力が持ち味だ。
大会は、16チームが参加して今月2日から4日に新潟県で開催。全試合二桁安打という猛打で勝ち進んだ。決勝では、東海代表の矢場とんブースターズに対し打線が爆発して6ー3で勝利、初の栄冠をつかんだ。最高殊勲選手には、決勝で本塁打を放つなど活躍した西口大河選手が選ばれた。
亀沢監督と選手5人が市役所(栄町)を訪問。萩原市長は「地元の期待も高まっており、これからも目標を実現できるよう応援したい」とたたえた。
日本選手権大会は、11月3日から19日に大阪市で開かれ、32チームが日本一を争う。亀沢監督は「第一歩を踏み出せたが、ここからは未知の世界。『企業チームを倒す』という目標に向けて、選手たちとしっかり戦い方などを確認したい」と述べた。