県重要無形文化財保持団体の神伝流津山游泳会の初泳ぎが5日、岡山県津山市山北の同会温水プールで開かれ、会員たちが新年の水に身を清め、一年の安全と精進を誓った。
はじめに、稲毛啓志宗師(57)=東一宮=がみそぎ式を執り行い、基本泳法である游方「草」「行」「真」によって水清めを実施。天下泰平や水難厄除、水練の上達などを祈念した。その後、会員たちはそれぞれの泳ぎで初泳ぎを行い、心新たに稽古始めのひとときを過ごした。
稲毛宗師は「温水プールになって40年が経つが、事故もなく続けてこられた。国民皆泳の伝統を次世代につなげていきたい」と話した。
神伝流は、武芸の水練術として発展した古式泳法で、1848年に津山藩士の植原六郎左衛門が第10世宗師を受けて以降、現在まで11代にわたり、津山游泳会が宗師の名跡と技を受け継いでいる。
