真庭市のサテライトオフィスに隈研吾事務所入居

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 真庭市は14日、同市の蒜山高原で整備するサテライトオフィスに建築家・隈研吾さんの設計事務所が入居すると発表した。蒜山三座を望める絶景やグリーナブルヒルゼンといった観光施設に近い立地を生かして市の魅力をPRしていく。運用開始は2023年4月の予定。
 建物は同市蒜山上福田の「休暇村蒜山高原・旧レストハウス白樺の丘」の建物を借用。1212平方㍍、地下1階、地上1階の鉄骨平屋で、月単位で利用する同オフィスをはじめ、コワーキングスペースなどを作る。地域住民らと交流を図る場としても活用できる。事業費は約2億3000万を見込んでおり、国の交付金などを充てる。
 このほか、地域の伝統工芸品の展示、移住定住を考えている人や観光客に向けた情報発信コーナーの設置も検討。関係人口の拡大、観光の振興を目的に新たな企業の誘致や滞在プランの提供にも力を入れいく。
 同市久世の市役所で記者会見が開かれ、隈さんはオンラインで「真庭市は『木の聖地』と感じており、若い人を育てる場としても活用したい。デザインや木に関心がある人たちとの交流の中で、新しいアイデアが生まれると思う」。太田昇市長は「知恵を出し合って良い物を作っていきたい」と話した。

サテライトオフィスに改修する旧レストハウス白樺の丘の外観


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