岡山県真庭市古見の川東公園で、群生するヒガンバナが見ごろを迎えている。赤いじゅうたんのように花が広がり、訪れた人たちは彼岸ならではの風景を楽しんでいる。
今年は14日ごろから次々と開花。旭川河畔約3500平方㍍にわたり、地面を埋め尽くすかのように約14万本が咲き乱れている。同市落合振興局によると、ピークは今週末で、30日ごろまで観賞できるとみている。
フォトスポットとしても注目されており、市内外から訪れた家族連れや写真愛好家らは、美しい花を愛でながら、カメラやスマートフォンで撮影をするなどして過ごしていた。
公園は、地域住民たちが協力して管理や整備を行っている。近くに住む松尾俊昌さん(67)は、「自然にできた圧巻の景色。長い間親しんできた景観が、後世にも残るように守っていきたい」と話す。