県下有数のソバ産地・真庭市蒜山地域でソバの花が見ごろを迎えた。各所のほ場で咲き誇る小さな白い花が、初秋の高原を彩っている。20日ごろまで楽しめる。
同市蒜山東茅部の茅部野展望休憩所付近では、地域を象徴する3つの山「蒜山三座」を背景に広がるソバ畑を写真に収めようと、カメラを手にした人たちが訪れている。玉野市の会社員・廣畑圭一さん(35)は「雄大な山とかれんな花の色のコントラストが芸術的。県北の絶景スポットとして友人たちに教えたい」と話した。
第三セクター・グリーンピア蒜山によると、蒜山そば生産組合内では現在100戸が計55?の畑で栽培している。7月下旬から種をまき、早い所では8月下旬に開花したという。台風や雨の影響が無ければ、豊作が見込まれるとし、今年は約30?の収穫を目指している。
刈り入れは10月初旬を予定しており、自社工場で製粉した後、県内外の店や工場などに出荷する。今年リニューアルオープンした「そばの館」で提供する料理にも使用し、秋ならでは風味豊かな「新そば」としてPRしていくという。
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蒜山三座を背景に咲き誇るソバの花=蒜山東茅部
真庭市蒜山地域 ソバ花見ごろ
- 2022年9月14日
- 自然