真庭市 「ふるいち二川マンガ館」開館

歴史・文化 大勢の来館客でにぎわう館内
         

 真庭市種の旧二川小学校の校舎を活用し、4月1日に開館した二川みらいづくりセンターで30日、西日本屈指という約10万冊の漫画をそろえた「ふるいち二川マンガ館」がオープンした。少年少女、青年向けをはじめ、幅広いジャンルの人気作が自由に読め、多世代のコミックファンらの交流施設としてにぎわい創出を図る。
 二川地域の住民でつくる「ふたかわコスモヴィレッジ」(片山誠代表理事)が地元の活性化につなげようと事業を立ち上げ、リユース業を手掛ける岡山市の企業「テイツー」から古本を譲り受けて整備した。
 かつて教室や廊下だった場所に本棚が置かれ、『ドカベン』(水島新司作)、『ベルサイユのばら』(池田理代子作)、『名探偵コナン』(青山剛昌作)、『進撃の巨人』(諫山創作)など1970年代から2020年ごろまでの作品が並べられている。
 初日は県内外から約800人が訪れ、大にぎわい。アニメやドラマの原作、懐かしい名作などを手に取り、読みふけっていた。漫画家用のペンやインクで絵を描く体験コーナーもあり、子どもらが楽しんでいた。
 勝山小4年の工藤奈里さん(9)は「こんなにたくさんの漫画があるなんてすごい。さっそく『ドラえもん』を読んでみたい」と話した。館長を務める片山代表理事は「入場料を支払うとその日は出入り自由。くつろげるスペースもあるので、のんびりと過ごしてほしい」とPRしている。
 開館は毎週土、日曜日、祝日の午前10時〜午後5時。入館料は大学生以上500円、中高生300円、小学生200円、未就学児は無料。ゴールデンウィーク期間中(3〜5日)も開いている。土、日曜、祝日のみ電話での対応が可能。
 問い合わせは、二川みらいづくりセンター(☎0867ー65ー2001)。


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