確定申告開始 人数制限設け対応中 「スマホでも作成可能」/岡山・津山市

経済・産業 津山税務署の申告会場を利用する市民
津山税務署の申告会場を利用する市民
         

 2023年分所得税の確定申告が16日から始まり、岡山県津山市の津山税務署でも市民が順次訪れて書類を作成、提出している。時間帯指定の入場整理券を配布する一方、インターネットによるe-Tax(国税電子申告・納税システム)の利用を推進。申告期限は所得税と復興特別所得税、贈与税が3月15日まで、個人事業者の消費税、地方消費税が4月1日まで。

 午前9時から別館に設けた申告会場で、混雑緩和のため人数制限しながら対応。来場者はそれぞれのブースで職員にアドバイスを受けながらスマートフォンを操作して入力するなどしていた。

 申告書にはマイナンバーの記載が必要で、国税庁ホームページから出力した用紙で提出する場合もマイナンバーカードの提示、または同カードか通知カードと本人確認書類(運転免許証など)の写しの添付が必要となる。

 確定申告が必要なのは▽事業所得や不動産所得などがあり、年間の所得金額が所得控除の合計額を超える人▽土地、建物などを譲渡した人▽サラリーマンでは、給与の年収が2000万円を超えるか給与以外の所得が20万円を超える人、2カ所以上から給与を受けている人―など対象。

 相談時間は午前9時から午後5時(受け付け4時まで)までで、医療費控除、住宅ローン控除、寄付金控除など税金が戻ってくる「還付申告」も受け付けている。

 またe-Taxは申告期限まで24時間利用可能(一部メンテナンスの時間は不可)。パソコン、スマホでの申告にはマイナンバーカードか、ID・パスワードの入力が必要。

 同署では「入場整理券は当日、直接配布(8時半〜)し、ラインでの入場予約もできる。e-Taxについては、給与所得や公的年金、雑所得、一時所得に加え、青色申告決算書、収支内訳書もスマホで作成可能になっている」と呼びかけている。

 問い合わせは、津山税務署(TEL:0868-22-3147)。


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG