神社にお目見えした「どこでもドア」を開けたら、その先は!?――。人気アニメに出てくるひみつ道具が宮脇町の徳守神社に設置されており、子どもたちの人気を集めている。
ドアを作ったのは小田中の工務店経営・須原玄さん(48)。「コロナの影響で外出できなかった子どもたちが、どこにでも行けるように」との思いを込め、大工仕事を生かして手作りした。津山商工会議所青年部のメンバーの協力を得て作製。木製で高さ1m80cm、幅90cm。色を混ぜて作ったピンク色のペンキが目を引く。テント生地に印刷した海の風景写真を取り付けられる。
デビューは「津山納涼ごんごまつり」の河川敷のイベント会場。「地域のイベント用に貸してほしい」との声も上がったという。その後は同神社に移設され、シュールな風景が話題を集めている。「SNS映えする」として大人などにも人気だ。
西小学校6年の青山叶愛君(11)は「クオリティーが高くてすごい」。2年の王植絆菜さん(8)も「宇宙にも行けるかな」とにっこり。真庭市法界寺の会社員・森岡千晶さん(30)は「神社を入れて撮影するとおもしろい」と話していた。
夏越(なごし)祭が終わる23日まで設置する。
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