東日本大震災で被災した福島の人たちを支援する「ひまわりプロジェクト」の種の収穫が3日、西吉田の休耕田で行われ、放課後等デイサービス事業所・ネクストソシオを利用する子どもたちが作業に汗を流した。ヒマワリ油用として、約1800本分を障害者の自立を支援する現地のNPO法人に贈る。
被災者を招いている「ふくしまっ子津山でのびのび元気回復夏休み親子保養プロジェクト」実行委の田口雄司事務局長の田んぼ(3・5㌃)で、5月に植えた苗が7月中旬から開花し、早くも種が熟した。
小学5年〜高校2年の15人が参加。大輪をはさみで切り取り、軽トラックの荷台に集めていった。
誕生寺支援学校弓削校地高等部2年・竹内生音さんは「猛暑で心配したが、思った以上に実った。少しでも福島の人の力になれたらうれしい」と話した。
ひまわりプロジェクトは、搾油と販売を手掛けるNPO法人シャローム(福島市)が、原発事故による土壌の放射能汚染で生産困難になったことを受け、全国各地の有志が代わりに栽培し、支援の輪が年々拡大。
田口さんは3年目で、種は乾燥させて9月初旬に塊から外して箱詰めし、同月中に発送する。