秀実小学校=岡山県津山市=で19日、樹木医を講師に「樹木学習」の授業があり、児童が自然への理解を深めた。
岡山県真庭市の醍醐桜などの育成・治療を手掛ける日本花の会の原田照太さん(79)が来校。学年ごとに行われた。
4年生14人は、ヒイラギやツツジ、モクレンなど、自宅の近くで採った植物の葉をスクリーンに拡大して観察。カエデは形状が似ているカエルの手が語源になったことや、ヤマモミジは身近なイロハモミジと比べると切れ込みが深いことなどを教わった。分泌液に触ると痒くなるウルシの紹介もあった。
田淵翔君(10)は「いろいろな形の葉っぱがあると分かり、植物に興味が湧いた」と話していた。
1〜3年は葉を使ってお面やはがき、しおりなどを制作。6年は2学期に、自分の番号札を付けたソメイヨシノに肥料を与える。
樹木学習は桜の木の治療を依頼したのをきっかけに始まり、今年で19年目。敷地内には、県内の小学校では珍しいという43種が植えられている。
P
スクリーンに拡大した葉を見ながら学習する4年生
秀実小学校樹木学習/岡山・津山市
- 2020年6月22日
- 教育・保育・学校