秀実小学校(岡山県津山市桑上)で2日、「樹木学習」が開かれ、全校児童98人が樹木医の原田照太さん(真庭市久世)に教わりながら校内の桜の木19本に施肥を行った。
自然を体験する活動の一つとして今年で21年目。原田さんが「肥料をやれば、枝先に通常2〜3個咲く桜の花が4〜5個咲く。みんなが続けてきた施肥が、来年いい花を咲かせることにつながる」と説明。6年生がバークたい肥やもみ殻炭などを混ぜて肥料を作った後、12の縦割り班に分かれて作業した。
事前に原田さんが木の周囲の地面に300個の穴を掘っており、子どもたちは「きれいな花が咲くように」と心を込めながら、固形肥料も入れて丁寧に埋め戻していった。
6年生の本松希虎君は「下の学年に方法を教え、協力しながら作業ができた。来年、鮮やかなピンク色の花が咲いてほしい」、近藤晴香さんも「来年の入学式のころにきれいな花がたくさん咲いてくれたらうれしい」と話していた。
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校内の桜に施肥をする児童