今日は二十四節気の「白露」。朝露が草花につき始めるころとされる。しばらく暑い日が続くが、徐々に秋の気配が深まっていく。
稲刈りシーズンを迎え、黄金色に染まる岡山県津山市の田んぼのあぜで、濃紅色のかれんなワレモコウが、秋の訪れを告げている。そばで作業を進めている石田宣明さん(83)=同=は「かわいらしくて見ていて癒やされる。稲を刈ってもこの花は刈らずに大事にしたい」と話していた。
中秋の名月に供えられることも多いワレモコウ。今年は29日にあたり、月光に照らされた花穂をめでるのも良い。