秋の交通安全県民運動(21〜30日)が始まるのを前に、鏡野町、津山市、津山交通安全協会などは18日、出発式を林田の津山署で開き、安全な交通社会の実現に向け機運を高めた。
スローガンは「思いやり ゆとりは無事故へ つづく道」。重点目標に▽歩行者、自転車の安全の確保▽高齢ドライバーの安全運転の励行▽夕暮れ時と夜間の事故、飲酒運転など危険運転の防止▽危険な横断の禁止▽スピードダウン▽合図の徹底―を掲げる。
出発式には同署管内の交通機関関係者約50人が参加した。岡秀明署長が「交通安全を願う心と心を結ぶ運動を展開したい」とあいさつ。啓発用の巨大書道作品を制作した津山東高書道部部長の明石七美さん(2年)に一日署長を委嘱した。明石一日署長は「交通安全を願う私たちの思いが多くの皆さんに届き、悲惨な事故がなくなるよう、一緒に頑張りましょう」と訓示した。
この後、白バイとパトカー、広報車計11台が啓発活動に出発。津山東高書道部9人が同署前交差点で「交通マナーアップ」のプラカードを手に安全運転を訴えた。
同署管内の今年上半期の交通事故の総数は1152件、人身事故92件、死者3人。今月11日に福田の国道53号で死亡事故が発生している。
また同日、美作署管内、美咲署管内、真庭市で出発式があった。
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敬礼する一日署長の津山東高書道部長・明石さん(右)