岡山県苫田郡鏡野町上斎原の恩原高原ではススキの穂が風に揺れ、秋の風情を色濃くしている。
標高約800〜900㍍のスキー場や恩原湖周辺では人の背丈ほどに伸びたススキが草原を覆い、高原を渡るそよ風に波打つ。一面に広がる穂は陽光に照らし出されて輝き、辺りからは秋の虫たちの鳴き声が響く。
岡山県津山市など平地でも朝晩は少しずつ気温が低下。稲刈りが始まり、稲わらのにおいが漂っている。早くもヒガンバナが咲き始めた。地方気象台は「向こう1週間は数日の周期で天気が変わり、気圧の谷の影響で雨の降る日がある」と予報。本格的に季節が移り変わろうとしている。
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秋風に揺れるススキの穂=恩原高原で