田町の秋山幸子さんが満100歳の誕生日(23日)を迎えるのを前に22日、市の職員が自宅を訪問し、長寿と健康を祝った。
秋山さんは1921年、岡山市の財田町で生まれた。岡山県女子師範学校を経て19歳の時、津山女子尋常高等小学校の教師に。38年間、津山市内の小中学校で音楽を教えた。美術の教師をしていた保さんと出会い、1949年に結婚。息子2人、孫3人、ひ孫5人に恵まれた。
退職後は友人らと旅行やコーラスを楽しんだ。短歌もたしなみ、岡山短歌会賞などを受賞。歌集を自費出版していた。現在も本紙の文芸欄などに投稿したりして充実した日々を過ごしている。
この日、藤井浩次社会福祉事務所長が訪れ、市長の祝い状と肌掛け布団を贈った。秋山さんが通う短歌同好会のメンバーも集まって祝福した。「くよくよせずに前向きに考えるのが長生きの秘訣。これからも迷惑をかけず謙虚に生きたい」と満面の笑みで話した。
市内の100歳以上は、秋山さんを含め103人(うち女性98人)となった。
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短歌同好会のメンバーから祝福を受ける秋山さん
秋山幸子さん満100歳
- 2021年2月24日
- 100歳(百寿)