新春に向け、岡山県美作市の梶並神社拝殿の正面に竜神の絵馬がお目見えし、話題を呼んでいる。
絵馬は県津山市の書道家・今井烏石さん(88)が手がけた一対。縦約140センチ、横約70センチの画仙紙に、力強い筆運びが見事な「龍神」の文字と、もう一方は威厳と風格を備えた竜の絵に「我輩は昇り龍なり」と文言を添えている。
今井さんは同神社の横山義人宮司(63)と勤務先が同じ高校だった縁で約20年前から奉納を続けている。
絵馬は節分まで掲げる予定で、横山宮司は「停滞していた昨今だが、まさに昇り竜のように日本に活力が、皆さんには元気が出てくるような年になってくれれば」と話している。