県は1日、飲食店の新型コロナウイルス感染防止対策の「第三者認証」について、岡山市内の3店舗の認証を取り消したと発表した。まん延防止等重点措置に伴う営業時間短縮要請に応じなかったためで、併せて改正特別措置法に基づく営業時間の変更命令を2月28日付で出した。同認証の取り消しは昨年8月の制度導入以来初めて。
県によると、3店舗はいずれも午後10時ごろまでの営業が確認されたといい、店側が変更命令の拒否を続ける場合、20万円以下の過料を科すための手続きをとるか検討する方針。
同認証制度は、25項目の基準をクリアした店舗に対し、ステッカーを交付するとともに店名をホームページに掲載し、利用者が安心できる環境のアピールにつなげてもらう狙いで導入。県は6日までのまん延防止等重点措置で午後8時までの営業時短と酒類提供の終日停止を要請する一方、認証店に対しては協力金の減額と引き換えに午後9時までの営業と同8時までの酒類提供を認めている。
第三者認証 取り消し