第6期美咲町災害ボランティア養成講座(町社会福祉協議会など主催、町共催)が26日、同町原田の町林業センターで開かれ、町民ら約80人が西日本豪雨を教訓にした防災の地域づくりを学んだ。
総社市清音馬渡連合自主防災組織の佐野裕二防災委員長が「防災をテーマにした地域づくり〜西日本豪雨災害から学んだこと〜」と題して講演した。西日本豪雨災害時に総社市の危機を救うために立ち上がった高校生ら青少年の力や、地区防災計画を実践し誰一人犠牲者を出さなかった下原自主防災組織の事例などを紹介。その上で地域での信頼関係づくり、防災に関するアンケート調査、模擬避難訓練、要配慮者「個別支援プラン」の策定などについて話した。地区防災計画の策定など自主防災活動推進のポイントについても述べ、参加者は熱心に耳を傾けた。
このあと岡山災害派遣福祉チーム(DWAT)のメンバーが「受援力を高めるために」をテーマに話し、西日本豪雨でのDWATの活動、取り組みなどについて紹介した。引き続きグループワークを行った。
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グループワークに取り組む参加者