第21回「森林(もり)を考える岡山県民のつどい」(同実行委主催)が22日、岡山県津山市のグリーンヒルズ津山で開かれ、大勢の家族連れらが多彩な催しを通じて木の魅力を体感し、森林資源の保全や活用への理解を深めた。
テント村の木工教室コーナーでは、クラフト小物やヒノキ箸(はし)作りが人気を集め、子どもたちは父母らに手伝ってもらいながらパーツを接着したり、かんなをかけたり夢中で工作。展示販売コーナーにはいすやプランターケースといった木工品、様々な銘木、建築用の端材が格安で販売されたほか、テークアウトの飲食ブースもにぎわっていた。
箸作りを楽しんだ津山市の主婦・延原理衣さん(38)は「親子での工作は初めて。かんなで削る感覚が気持ちよく、ヒノキの香りにも癒やされました。娘たちも夢中の様子です」と話していた。
一方、ペンタホールでは山下晃功島根大学名誉教授が「カーボンニュートラル時代、木育の新時代を拓く」と題して基調講演し、来場者は熱心に聴講。このほかブルーベリーの苗木とヒノキの入浴剤のプレゼントもあった。