第27回「津山・城西まるごと博物館フェア2022」(同実行委主催)が2日、西今町の作州民芸館周辺で3年ぶりに開かれ、大勢の行楽客らが「アート&クラフト展」をはじめ多彩なイベントを満喫した。
歩行者天国にした旧出雲街道沿いには、市内のクラフトマン24組による木工品や竹細工、藍(あい)染め、古布を使った小物などが並び、来場者は目当ての品を手にとってじっくりと品定め。午前11時ごろには行き交う人波で通りが埋まるほどのにぎわいとなった。民芸館では津山東高レストラン「しののめキッチン」の特製松花堂弁当が人気を集め、作州絣工芸館では絣(かすり)織りの実演と小物作りのワークショップも好評。
ねぎ焼きや昔懐かしカレー、さば寿司といった屋台の飲食、ストリートではチャーリーさんの大道芸、ステージでは野村昌子さんのバルーンアートショー、津山西中吹奏楽部らの演奏も盛況だった。
一家4人で訪れた上紺屋町の会社員女性(44)は「手作りの店巡りやワークショップを楽しみ、息子は人力車にも乗って大喜び。コロナ禍前のにぎわいが戻ってうれしいですね」と話していた。
同フェアは、大正時代に手工業で栄えた同地域の再現をテーマに地元の実行委が開催。
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にぎわう城西フェアのアート&クラフト展
第27回「津山・城西まるごと博物館フェア2022」