第29回「児童・生徒木工工作コンクール美作地区審査会」が13日、真庭市三田の勝山木材ふれあい会館で開かれ、金賞に難波陽菜乃さん(大野小5年)が制作した「私の学校」が選ばれた。
身近な自然素材である木材を使い、物作りへの興味を深めてもらおうと美作木材青壮年経営者協議会が主催。美作地域の小中学校29校から135点の応募があった。
ごみ箱、小箱などの実用品や鍔(つば)も刀身も木で表現した日本刀など、ユニークな作品が並んだ。輪ゴムや割り箸を使って制作した観覧車とガトリング銃は動くように仕掛けがほどこされていて、関心を集めていた。美術家・山形楽さん(68)=小田中=と同協議会の10人は技術の高さやデザインのおもしろさなどを審査した。
難波さんは竹串などを使って校庭にある遊具など表現し、校舎や体育館も出来るだけ実物に近づけるように細密に作っている。大きさは縦横60?程度。
山形さんは「丁寧に木を加工し、精度が高い。学校への大切な思いが伝わってくる」と高く評価。全体的には「しっかり時間をかけて構想を練り、創意工夫をした作品が多かった」と講評した。
金賞を除く上位入賞者は次の通り(敬称略)
【銀賞】難波穂乃香(大野小6年)「トラス橋をわたる貨物列車」
【優秀賞】▽低学年の部=岩田果子(勝山小1年)「わに」▽中学年の部=平内琉聖(富原小4年)「メリーゴーランド」▽高学年の部=該当なし▽中学生の部=幸村優斗(久世中2年)「間伐材を使ったハンガー」
応募作品は14日から11月8日まで同会館2階に展示する。午前9時半〜午後5時。火曜日休館。
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金賞を受賞した「私の学校」
第29回「児童・生徒木工工作コンクール美作地区審査会」
- 2020年10月15日
- 教育・保育・学校