第41回「全国中学校人権作文コンテスト岡山大会」(岡山地方法務局主催)で津山市内の中学生5人が、人間の多様性を認めて尊重するように訴えた作品をそれぞれ発表し、最優秀、優秀、奨励賞を受賞した。
同コンテストは人権について理解を深めてもらおうと、全国各地で開かれている。最優秀賞に中道中1年・高田美歩さん(13)、優秀賞に鶴山中3年・磯田美涼さん(15)、奨励賞に津山東中1年・髙山安珠伽さん(12)、津山中1年・中島桜さん(13)、北陵中2年・山田知佳さん(14)が選ばれた。
このうち最優秀賞の高田さんは、寝たきりの曽祖母の介護を通して感じた思いや考えを書いた。高齢者を弱者とみなした思い込みや偏見、配慮にかける行動などを指摘し、「知識と経験は豊富で、今まで社会に貢献してきている」「現在の礎を築いてきたことを忘れないで」となど呼びかけている。同作品は法務省などが主催する「全国中学校人権作文コンテスト」に推薦される。
22日、山北の市役所で6人は?村功士副市長や有本明彦教育長らに報告。枽村副市長らは「受賞はみなさんの思いが認められた証。人はみな違っていて、さまざまな価値や考え方を持っている。共有できる人になってほしい」と褒め称えた。
高田さんは「みんなに伝わってほしいと思って書いたのが選ばれたのはうれしい」と話していた。
第41回「全国中学校人権作文コンテスト岡山大会」津山市内の中学生5人が受賞