第44回「津山納涼ごんごまつり」(同実行委主催)が7月9、10の両日、吉井川河岸緑地公園などで開かれ、2日間で約12万8000人(主催者発表)が3年ぶりの夏の風物詩を満喫した。
花火がメインの10日は約9万2000人が繰り出し、午後8時から打ち上げがスタート。「七色津山」をテーマに、県下最大級の約5000発が夜空と川面を彩った。「光の花に想いを乗せて」「歴史と文化が息づくまち津山」など4部構成で行われ、赤や青、緑など色とりどりの大輪が咲き乱れた。40カ所から吹き上がる光の噴水などもあり、親子連れやカップルらから「わあ、きれい」と歓声が上がった。
家族で訪れた市内の小学2年女子(8)は「水色の花火が一番きれいだった。スイカの花火もかわいかった」とにっこり。母親の40代の会社員も「こんなに多くの人を津山で見るのは久しぶり。花火の迫力がすごかった」と話した。
夜店がずらりと並んだ緑地公園では2日間、イベントやアトラクションが行われ、にぎわった。特設ステージでは津山出身のお笑いコンビ・ウエストランドがMCで登場し、奇怪ユニット・都市ボーイズの怪談トーク。レゲエ界の女王・PUSHIM(プシン)のステージなどが魅了した。和太鼓やキッズダンスショー、地元出身のヒップホップアーティストによるライブなどもあった。射的などの「ごんご縁日」も人気を集めた。
熱中症とコロナ対策のため1カ月前倒しして開催。ユーチューブでの生配信も行われた。