岡山県津山市の津山工業高校柔道部が、10日に鳥取県立武道館で開幕する「第70回中国高校柔道大会男子団体戦」に県代表校として出場する。主将の畑蓮聖選手は男子個人選60キロ級に出る。選手たちは大舞台に向け、最後の調整に余念がない。
県予選は4月22、23日に岡山武道館であった。団体戦は2回戦で作陽学園と戦い敗れたものの、敗者復活戦で勝ち上がり5位に入賞して代表権を得た。畑選手は5試合を安定した試合運びで勝利し1位通過した。
団体戦メンバーは▽先鋒=畑蓮聖(3年)▽次鋒=赤田晴陽(同)▽中堅=水杉利一(同))▽副将=津村玲嗣(同)▽大将=藤原和之(同)▽補欠=福田唯仁(3年)、田淵大翔(2年)、眞壁竜叶(1年)。
本年度は経験者6人が入部しており厚い選手層を誇る。下野優児監督は「選手は個性豊かで、畑を中心に良くまとまっている。雰囲気は良く、津山工業高校柔道部の歴史に名前を刻めるチームだと信じている」と語る。
畑主将は「みな仲が良く、勝負力があり、『もしかして』があるチーム。可能な限り上を目指したい」と力を込めた。