第72回「津山市成人を祝う会」(市、同実行委など主催)が9日、山下の津山文化センターで開かれた。従来通り1月に開催するのは、新型コロナの影響で2年ぶり。華やかな振そでやスーツに身を包んだ若者たちが、大人の自覚を胸に新たな一歩を踏み出した。
対象者は、2001年4月2日から02年4月1日までに生まれた995人(男491人、女504人)。この日は673人(男353人、女320人)が出席した。
式典では、谷口圭三市長が「自分の夢や目標に情熱を注ぎ、精いっぱい取り組むことで幅広い分野で活躍する人材になることを期待する」と激励。津本辰己市議会議長が「決して緩むことなく、着実に歩んでほしい。感性を伸ばし、経験を重ね、それを大いに生かせる社会を築いてほしい」とあいさつした。
新成人を代表し、大阪市の専門学校生・河本莉璃さん(20)=西中出身=が「責任ある社会人として歩みたい。多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、力強く、たくましく精進することを誓う」と謝辞を述べた。
終了後、出席者は久しぶりに顔を合わせた友人と話したり、記念撮影したりして、会場はにぎやかな雰囲気に包まれていた。
昨年の式典はコロナ禍を受けて9月に延期。今年は、出席者を事前の申し込みがあった人のみとしたほか、来賓を減らすなど規模を縮小して開催した。
新成人が生まれた01年4月〜02年4月は、皇太子妃(当時)雅子さまの長女愛子さまの生誕、名古屋大大学院教授・野依良治氏のノーベル化学賞受賞、米同時多発テロの勃発、米マリナーズ・イチロー選手のリーグMVP受賞といった出来事があった。
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再会した友人と記念撮影する新成人
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津山文化センターで開かれた津山市成人を祝う会
第72回「津山市成人を祝う会」
- 2022年1月11日
- イベント