第8回津山市新型コロナウイルス感染症対策本部会議が26日、岡山県津山市山北の市役所で開かれた。県が設置を目指している「検体採取・検査センター」(仮称)について、適切に検査実施できるよう求めて行くことなどを確認した。
市、消防の関係者約30人が出席。本部長の谷口圭三市長が「市内から陽性が出たが、誹謗(ひぼう)中傷などは絶対にあってはならない。あらゆるうわさの類いを払しょくするためにも市、県からの正しい情報を迅速に発信してまいりたい」とあいさつした。
市内で出たこれまでの感染者2人の現状を説明。PCR検査体制強化に向け同センター設置を県に要望することのほか、水道業務の分散化、総合相談窓口の時間延長や職員増員など強化、今のところ増加してはいないが、訪問回数を増やすなど見守りに重点を置いた児童虐待への対応、経営などの窓口相談、幼稚園長、小中学校長に対し、児童生徒の外出自粛、心のケアの徹底を図るほか、家庭への協力依頼など各部署が今後の取り組みを伝えた。
また県へ県外から訪れる人を対象にした中国道での検温を要望していることや実例はないが、感染、感染が疑われる患者の救急搬送の発生に備え、手順を確認しているなどの報告もあった。
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新型コロナウイルスの対応策を協議し合った本部会議
第8回津山市新型コロナウイルス感染症対策本部会議/岡山・津山市
- 2020年4月27日
- 医療・福祉