受験シーズンを前に岡山県真庭市落合垂水の箸立天満宮で2023年1月5日、恒例の合格祈願祭が行われ、訪れた受験生や保護者らは試験で実力が発揮できるようにと願った。
県外からの受け付けを含め、約80人の合格を祈願。鈴木宏志宮司が受験生の名前や住所などを読み上げた後、参拝者代表が玉ぐしをささげた。受験生たちは祈祷(きとう)済みの箸や鉛筆、お守りを受け取った後、御神木「イブキヒバ」(県指定天然記念物)の周囲を周り、祈願成就を祈った。
勝山高校を受験するという江道寺晴大君(15)=勝山中=は「今まで頑張ってきた。当日は体調管理をしっかりして、十分に力を発揮できるようにするだけ。お参りするだけでも気持ちの面で、安心できる」と話した。
同天満宮は858年ごろ、学問の神様として知られる菅原道真公が、当地で昼食をとった際、地面に立てた箸が成長し、御神木になったという言い伝えがある。また、境内には絵馬を奉納する「合格門」も設置されている(1月31日まで)。
箸立天満宮で合格祈願祭