岡山県津山市の高田神社で秋祭りが開催された8日、約1300年の歴史を持つ県重要無形文化財の「獅子舞」が4年ぶりに奉納され、観衆を沸かせた。
本堂での神事に続いて午後1時すぎ、境内中央に雌雄の獅子が登場し、太鼓と笛の節に合わせて勇壮な”地練り”が始まった。指揮をとる獅子株に従い、1頭を8人ずつで操るさまは圧巻。
にらみ合う動きは次第に激しくなり、氏子らの掛け声も高まる。クライマックスは雌雄とも肩車で昇るように”継ぎ獅子”し、かみ合って和合。大きな拍手を浴びた。
カメラを構えていた上田邑の明楽俊應さん(82)は「久しぶりに見たが、やはり独特の地練り、継ぎ獅子も迫力がある。いいカットが撮れた」と話していた。