徳守神社の夏越祭が23日、岡山県津山市の同神社で開かれ、大勢の氏子や地域住民らが無病息災を祈願し、納涼の夕べを満喫した。
拝殿前に茅(ち)の輪が設置され、訪れた人たちが次々と参拝。境内には屋台が並び、地域の子どもや美作高校の生徒がイラストを添えたあんどん約600基、拝殿内にも明かりが飾られ、幻想的な光景が浮かび上がった。
特設ステージでの奉納演舞は津山鶴丸太鼓の和太鼓や大道芸人チャーリーさんによるバルーンアート、なぎなたパフォーマンスなどが披露され、祭りは大盛況。
午後8時からは神輿(みこし)庫の白壁で同校生徒制作のプロジェクションマッピングも実施され、金色の大神輿を華やかに彩った。神社会館には青年有志「徳守ゴーストバスターズ」によるお化け屋敷も登場し、子どもや若者の人気を集めた。
材木町のパート・竹中亜矢子さん(45)は「日が暮れてくるとにぎわいがすごい。子どもの夏休みの良い思い出になったらうれしい」、息子の稜くん(東小5年)は「屋台で食べるポテトと抽選会が楽しみ」と話していた。
