津山出身の俳人・西東三鬼(1900〜62)の命日に合わせ、「綱俳句会」は1日、西寺町の成道寺で墓参りをした。愛好家たちが力作を献詠し遺徳をしのんだ。
西東三鬼賞の秀逸に選ばれた保田紺屋さん(67)=押入=の「父の日や甘き匂いの殺虫剤」や、永礼宣子前代表の「陽炎をかきまぜてゐる別れの手」など同会員たちの12句をしたためた短冊を墓句碑の前に供えた。
服部常信住職が読経する中、参列した8人は焼香をし、静かに手を合わせた。右手敦子代表は「新しいことに挑戦しようとした三鬼の心を受け継ぎ、精進をしていきたい」と話した。
供養は1993年に西東三鬼賞が創立されてから毎年行っている。
p
墓句碑の前で祈る参列者たち
綱俳句会西東三鬼墓参り
- 2021年4月3日
- 祭事・神事・法要