59歳男性が山で行方不明 岡山と鳥取にまたがる「三原山」 遭難したとみて捜索中/岡山・津山市

事件・事故 捜索願が出された秋山俊樹さん(2022年11月ごろに撮影)
捜索願が出された秋山俊樹さん(2022年11月ごろに撮影)
         

 今月3日から、岡山県総社市の歯科医・秋山俊樹さん(59)が同県津山市と鳥取市にまたがる三原山(約1115メートル)に向かったまま行方がわからなくなっている。津山署は同日、津山市阿波地内の山中で車を発見し、4日午前10時時点で、秋山さんが遭難したとみて捜索中。情報提供を呼びかけている。

 秋山さんは、身長約172センチ、白髪混じりの黒髪の短髪で体型は中肉。長袖に黒色の長ズボン姿で、黒色の迷彩柄の帽子をかぶり、モスグリーンの登山靴をはいて出かけたという。所持品はオレンジ色のリュック。

 同署によると、3日午前6時ごろに妻に「これから津山にあるマッコウ(三原山)という山に行く」と告げて自宅を出発。その後連絡が取れず、総社署に捜索願を出した。同署は本件認知後、同日午後10時ごろに阿波の県道118号加茂用瀬沿いで秋山さんの車を発見したが、本人はいなかった。

 車が止まっていた現場は加茂川にかかる鱒返り橋、県道117号鱒返余戸線との交差点を過ぎて北へ進んだ場所。津山署員30人、津山圏域消防組合員18人のほか、市消防団員、鳥取県智頭署員の応援を得て、登山ルートを中心に捜索している。

 同山は勝間田高校演習林宿舎を出発点に岩渕林道を最上部までたどる全12キロのコースが一般的で、途中いくつかの分岐点があり熟達者向きだという。

 情報提供は、同署(TEL:0868-25-0110)。


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