岡山県津山市の萬福寺で21日、縁起物の福笹(ざさ)作りが行われた。「十三参り」として知られ、24、25日に開かれる虚空蔵大会式をで参拝者に販売する。
今年の当番、山方地区の住民15人が朝から宿坊に集合。あらかじめ切り出しておいた竹の枝に、俵をはじめ、大福帳や蔵のかぎ、きん着、小判などを流れ作業で飾り付けていった。小物にはそれぞれ、「福徳開運」「厄除祈願」「貨財倍増」といったご利益のいわれがある。
「みなさんに福が訪れるよう心を込め、力を合わせて一つひとつ仕上げています」と檀家たち。特大、大、中、小の計約300本を仕上げた。
虚空蔵大会式は毎年、数え年13歳の厄払い、商売繁盛などを願う大勢の参拝者でにぎわう。境内には露店が並ぶほか、甘酒の接待もある。
問い合わせは、同寺(TEL:0868-27-0316)。