和装専門の縫製を手掛ける岡山県勝田郡勝央町豊久田の縫夢ingは、コロナ禍により仕事量が減少する中、「オール岡山製のデニム浴衣」を前面に業務継続に向けた支援のクラウドファンディング(CF)を実施している。
取引先の旅館やホテルなど宿泊業の落ち込み、夏のイベント中止による需要低迷などで発注が激減したのを受けて初めて企画。CFサイト・キャンプファイヤーで、半世紀続く和装工場の技術を生かしたオリジナルブランド「YOKIKOTO」、倉敷市児島や井原市で織られた最高級のセルビッチ生地などを使ったデニムの浴衣を8月12日からPRして今月1日現在、約65万円と当初目標(30万円)を上回る資金が寄せられている。今月末まで実施し、目標額100万円を目指している。
返礼品にはセルビッチデニム併用浴衣、甚平、作務衣、子どもデニム甚平、デニム吾妻袋など12品目を用意。
岡本新吾社長は「行政の支援金の対象になりにくい現状の下請け業。和装の伝統、職人さんたちを守るために広く支援をお願いしている」と話す。
キャンプファイヤーCFサイトのURLは(https://camp-fire.jp/projects/view/452986)
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縫夢ingクラウドファンディングのPRチラシ
縫夢ing 業務継続に向けCF
- 2021年9月6日
- 経済・産業