なんじゃもんじゃ 珍木「ヒトツバタゴ」が開花 住職「繊細でかれんな花」/岡山・津山市

自然 見ごろを迎えたヒトツバタゴの花=津山市中北上・少林寺で
見ごろを迎えたヒトツバタゴの花=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市中北上の少林寺で、県内では珍しい「ヒトツバタゴ」の木が真っ白な花を咲かせ、参拝者らの目を楽しませている。

 

 「なんじゃもんじゃの木」の別名で知られるモクセイ科の落葉樹で、参道わきにあり樹高約10メートル。無数の糸状花をほころばせ、若葉に映えてすがすがしい彩りを見せている。珍木の存在を知る地域の人たちが愛(め)でていくほか、少し離れた国道からも目を引くため、ドライブ中に立ち寄る人も。

 

 ヒトツバタゴは、自生地が長野、岐阜、愛知県などに限られ、天然記念物に指定している地域もある。

 

 清涼晃輝住職(44)は「花木の好きな先代が昭和の末ごろ植えた。木全体を覆うほど見事に咲くが、繊細でかれんな花。もう2、3日は楽しめるだろう」と話している。


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