美作国 大華道展、生け花の秀作がそろう

イベント 美作国 大華道展、生け花の秀作がそろう
         

 「美作国 大華道展」が21日、新魚町のアルネ津山2・3階特設会場で始まった。市内の5流派6団体が一堂に集まり、季節感と色彩あふれる生け花の秀作が大勢の愛好家らを魅了している。23日まで。
 「GoTo商店街」事業の一環。小原流津山支部、専敬流鶴山会、華道家元池坊津山支部、嵯峨御流鶴山司所、同津山司所、華道高野山美作支部が参加。各流派の特徴を生かしながら、古典や現代風、創作など大作6点と中作11点を展示した。
 コロナ禍の世相を花で明るくしようと、色とりどりの花材を用いた華麗な作品が目を引く。コチョウランや松などで落ち着いた雰囲気を醸す十二律管、梅の枝を基調にシュロやバンダで彩った力作、リンドウやレンギョウで飾り付けた竹組みなど、多彩な作品が存在感を放つ。ツバキやマユミで風情を強調したり、カナリーヤシやキングプロテアなどで華やかさを演出したりと、流派を超えた意欲作の数々が訪れる人を迎えている。
 廣野薫甫さん(嵯峨御流津山司所)は「5流派が集まっての展示は久しぶりで、それぞれが心を込めた作品が並ぶ。珍しい花や実を使ったものもあり、色とりどりの美しさに癒やされてほしい」と話している。
 本町3丁目商店街、銀天街、ソシオ一番街にも展示している。


華麗な生け花に見入る来場者


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