美作地域の旧出雲街道を歩破する「つながる 出雲街道を歩こう会」(勝間田宿の会主催)の最終回が23日、津山市の福力から城東地域にかけて開かれ、約70人が歴史ロマンを満喫した。
福力荒神社を出発し、西吉田の芭蕉句碑、川崎の千人塚、中之町の作州城東屋敷、加茂町の金毘羅宮神社などを巡り、山北の津山市役所を目指す8・2キロ㍍の道のり。
城東地区ではボランティアガイドの案内を受けながら、旧梶村邸や箕作阮甫の旧宅前を歩いた。参加者は写真撮影をしながら、文化の発展を担った古道の歴史にじっくりと思いをはせていた。
共催した勝山宿の会の石川日出夫会長(87)は「美作国建国1300年を機に2012年から始め、10年で歩いた距離は約150キロ㍍。多くの人と地域の宝である出雲街道を共有できた達成感でいっぱい」と話していた。
真庭市内の同街道(全7回)、大山みち(全6回)に続き、津山、美作市、勝央町の踏破を目的に実施。
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城東地区を散策する参加者
美作地域の旧出雲街道を歩破する「つながる 出雲街道を歩こう会」の最終回